ピーカンナッツは1年から2年程度の若木が大地に植樹されると、通常は実をつけるまで7、8年ほどかかるといわれている。
この若木は植樹されてからわずか4年にもかかわらず、少しだけではあるが一人前の実をつけていた。成木では何十メートルの高さにもなるピーカンナッツも4年ほどの若木はちょうど私の背丈くらいである。
機械での収穫はまだ行われないが、身近に伸びる枝に手を伸ばせば、いくつもいくつもピーかンンッツをもぎ取ることができる。
ピーカンナッツは手のひらに2粒のせて力強く握り締めるとパリパリッと砕ける。
薄殻から実の部分を取り出して、そのまま味わう。農場でしか体験できない“採り立てのゴールデンピーカン”の本当の味がここにこそ生きている。