日本で栽培されている多くの果樹と同様に、米国のピーカン栽培でも接木が行われています。こちらの写真のピーカンの木は、樹皮がゴツゴツした台木(だいぎ)の上に、樹皮がツルツルした穂木(ほぎ)がきれいに接がれています。アリゾナは雨が少なく土がアルカリ性になりやすいため、台木は耐塩性が強い品種を選ぶそうです。
ことわざで「苗代半作(なわしろはんさく)」という言葉があります。苗の良し悪しが収穫の半分を決めてしまう、という意味です。台木も穂木も、それぞれの環境にとって良い苗木を選ぶことがとても重要です。