サイエンス カフェ

腸を整える:腸内細菌バランスの改善について(1)

現代のストレス社会、とりわけ新型コロナの影響で日々の生活がかなり影響を受けているのではないでしょうか。まだ1年も経っていないのに、日本中、いや世界中がONE TEAMとして一体となったラグビーワールドカップ2019日本大会が、はるか遠い昔のようです。(ラグビー経験者、そしてスクール☆ウォーズ世代の私としては、涙なしでは見ることのできない素晴らしい大会でした。)ともあれ、ウイズコロナの時代において、今までと異なる生活環境、食生活の偏りや睡眠の乱れ、運動不足など、様々な形での不規則な生活に、腸内環境の乱れ、免疫力の低下が心配になります。

でも大丈夫。1~2週間あれば、腸内フローラ・腸内細菌のバランスを取り戻すことが可能と言われています。前回のサイエンス・カフェで取り上げましたシンバイオティクスのうち、まずはプロバイオティクス、つまり生きた善玉菌を積極的にとりましょう。でもどの商品を取り入れたらよいのでしょうか。実は事前に正解を見出すことは難しく、自分の腸の状態にあった乳酸菌やビフィズス菌を探し当てることが大切なのです。1日に摂取する量的な目安は100g程度。つまりカップヨーグルト1個です。腸が活発になる夕方以降、リラックスした頃合い、夕食後のデザートに、同じメーカー同じブランドのヨーグルトや乳酸菌飲料を継続して摂ってみてはいかがでしょうか。
美味しいけど・・・体調に変化なし・・・では残念ですね。美味しくて、なおかつ腸の状態の改善が自覚できることが大切ですね。

それではまた
次回は腸の状態を知らせる便のカタチについてのお話です。

続く

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