サイエンス カフェ

ナッツ類のエビデンス(4)肥満?その3

みなさん、
今回も、Dariush Mozaffarian先生らの論文 Changes in Diet and Lifestyle and Long-Term Weight Gain in Women and Men(N Engl J Med 2011; 364:2392-2404)の続きです。

米国人のライフスタイルのなかで、ポテトチップが最悪の体重増加食習慣因子であることがわかりました。これはキビシイ・・・と言いますのも、私が米国東海岸、特にボストンへ出張する際の大きな楽しみの一つが、ケープコッド社のポテトチップを食べることなのです(https://www.capecodchips.com/)。ケープコッドとはボストンのあるマサチューセッツ州の東端かつ南端にある岬で、ちょうどひとの右腕のちからこぶのような形をしている半島です。絶景ドライブコースですね。ここにポテトチップ工場があります。日本でいうところの堅焼きポテトチップとも少々ちがう独特の食感です。オリジナルソルトもよいですがビネガーもグッドです。過ぎたるは、、、なので、やはり食べすぎはだめですね。消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスは意識したいと思います。
そしてナッツ類。カロリー自体は高いのですが、炭水化物が少ないことや食物繊維が多いことなどから、ナッツ食習慣は体重を増加せることなく、むしろ体重を減少させるというエビデンスが示されました。小腹がすいたときに、ちょこっと食べる。そんなおやつ習慣が良いのかもしれません。
ところで今回の研究では、食習慣の他に、ライフスタイル習慣として、身体活動、テレビの視聴、アルコールの使用、睡眠時間、喫煙などの解析も行われました。そのなかでテレビの視聴時間が増えていくことや、6時間以下もしくは8時間以上の睡眠時間は体重増加と関連することが示されました。コロナ禍でのステイホームで、テレビの見過ぎ、睡眠の乱れ、身体活動の低下、そしてジャンクフード、、、これはまさに体重増加の危険なライフスタイルと言えそうです。
このように、エビデンスベースで、何が良くて、なにが悪いのか、科学的に物事を判断していくことが重要かと思われます。

次回も引き続き「ナッツ類のエビデンス(5)」をお送りします。
それではまた。

続く

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